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オセロの社会性について

こんにちは。
複数の方から(冗談だと思いますけど)ブログ書いてよって言われたので
何かしら書いてみようかと思います。
あ、京都オープンの告知は細部の詰めが完了しだい、もうすぐUPしますが、
5月3日開催はすでに確定しておりますので、宜しくお願いいたします。



え、名人戦の話…? はっはっ



さて、もう3年ぐらいになるしょうか、
年に3回ぐらいのペースで、不定期に小学生向けのオセロ教室をやっています。
今日はそのことについて少し。
小学生といっても、オセラーたちが思い浮かべるようなジュニアの大会に出てくるようなコたちではなくて、
ほんとにオセロ未経験の子供たちです。

そういうことをすることになった経緯についてまずは簡単に。
京都に「山の学校」という色んな教養を学べる私塾がありまして、(http://www.kitashirakawa.jp/yama-no-gakko/)
知り合いがそこで小学生向けの将棋教室を開いてたんですよね。
で、その知り合い経由で山の学校の校長先生に僕がオセロをやってることが伝わって、
「将棋教室があるならオセロ教室も!」ということで講座が開かれるようになったというわけです。

さて、このブログを見ている方のほとんどはいわゆる「オセラー」というカテゴリーに属する人たちだと
思うのですが、
みなさんの多くは次のように思ったのではないでしょうか?
「将棋講座には小学生が集まっても、オセロには集まるわけないじゃん!」っと。

…たしかにそう思っていた時期が私にもありました。
しかし、いざ講座を開いてみると、意外と毎回子供たちが集まってくれるんですよね。
論より証拠、写真で雰囲気をご覧いただきましょう。


DSC01521 (1)
DSC01614 (1)


こんな感じで、非常に楽しくオセロについて学んでもらうことができています。
もちろん年に数回程度では教えれることに限界があるのですが、
「一般教養」としてのオセロなら、最初にたくさん石をとったらまずいということを覚えてもらって、
それで何も知らない人に勝てるようになってもらえれば十分なのではないでしょうか。
私にとってもですね、子供達の相手とかふだんの生活ではしてないものですから
色々苦労するかと思いきや、お手伝いをしてくださる山の学校のスタッフの先生方にも助けられて、
逆に可愛い子供たちにエネルギーをもらえるような、そんな貴重な機会となっております。
このような機会を与えてくださっている山の学校の先生方と、参加してくれている子供たちには
この場を借りて感謝の気持ちをお伝え申し上げたいです。ありがとうございます!


…と、こういう活動紹介だけで終わると僕っぽくないよねっていうことで(謎の自意識)、
ここでタイトルの話につなげていきます。

さっきも書いたように、このオセロ教室、意外に子供たちが集まってくれるんですよね。
もちろん、その裏には山の学校の先生方の素晴らしい告知・広報があるわけですが、
それを差し引いても、オセラーでもなんでもない地元の小学生たちがオセロを習い事感覚で学びに来てくれるという
事実は揺るぎないわけで…
実はこれはオセロゲームのすごいところなんじゃないかと私は思うわけです。

何が言いたいのかというと、つまりこういうことです。
オセロをやってる人は、自分はとかくマイナーな趣味に打ち込んでるんだと思いがちですが(まぁ実際そうなんですが 笑)、僕はオセロっていう趣味はすごく「社会性がある趣味」だと思うんですよ。
「社会性」っていう言葉が合ってるのかはちょっと微妙なところですけど、
一般人に「俺、実はオセロが○段なんだ!」っていうと普通に「すごいね」っていう反応が帰ってきますし、
たとえば「俺、モンハンのハンターランクが300なんだ!」って言う話はモンハンやってる人にしか「凄い」って思われないですけど、オセロに関してはオセロやってない人にもある程度すごいって思わせる何かがあるわけです。
これは、オセロがみんなに親しまれているゲームとして社会の中で一定の地位を築いてるからに他なりません。
オセロは、囲碁とか将棋のようにもっと昔からあったゲームであるかのように思われてるぐらい
日本では一般的に親しまれていて、これこそがオセロというゲームの最もすごいところで、
ゲームとしての魅力に他ならない(誰でもできる簡単なルールなのになかなかすたれない!)と思います。
だから、「習い事」感覚のオセロ教室も意外と成立しちゃうわけなんですね。


ですから、オセラーは自分がオセロやってることにもっと自信を持ってもいいんじゃないか?
っていう風に言うこともできるかもしれません。
でも、自分が最近考えてることはそれではなくて別のことで、
それについて最後に少し触れておこうと思います。

たしかずっと前に、オセロの競技人口についていかに増やすかみたいなテーマで
長文をこのブログに書いた記憶があります。
そのときは、オセロの競技人口を増やさないといけない!みたいな前提で物事を考えていたんですが、
でも最近は競技人口とかべつにそこまで増えなくてもいいよなって思うようになったんですよね。
実際に、よっぽど何かきっかけでもないかぎり、これからオセロの競技人口が爆発的に増えることもなければ、
急激に過疎化することもなさそうですし。
(自分が一年間休んでる間に、新しい顔ぶれもちらほら現れてますし)

むしろオセラーにとって重要なのは、
そういうオセロガチ勢の人数を増やすことではなくて、
さっき書いたようなオセロの「社会性」を守っていくことなんじゃないかと、最近は考えています。
つまり、誰が聞いても「あ、オセロって知ってる」的な、現在のオセロのゲームとしての社会的な地位みたいなものを
守っていくこと。ちょっと難しい言葉でいえば、文化的価値とでもいえばいいんでしょうかね。
だって、とても単純な話ですけど、外部の人から「オセロが強いってすごい」って思われてた方が、
オセロやってて楽しいじゃないですか。
それに、このことが引いては今後末永くガチ勢の人口をキープしてゆくことにも実は繋がるんじゃないかなと。

自分の一般向けのオセロ教室も、ほんのささないことですが、
オセロの「社会性」を守っていく活動の一助になっていれば幸いかなと日々思うことにしてます。

おわり







edax的発想①

お久しぶりです。
山川七段王座戦優勝おめでとう記念に、久しぶりにオセロの内容に関することを書いてみます。
といっても、最近はほとんどオセロをやっておらず、
以前やっていた時期に発見したことを思い出して吐きだすだけなので、
内容はいい加減かもしれません。


さて、さっそくですが以下の盤面を見てみて下さい。

7.png

白番

とあるよくある定石進行からの変化手順なので、
この定石に詳しい人は心当たりがあるかと思いますが
そのあたりはスルーでお願いします。

この局面、A6もE3⇒D8の展開も白にとっては良くないため、
右辺で工夫して黒にウィングを作らせて、G8からウィング攻めするのが凌ぎの構想になるかと思います。
というか、そうしないと白は不利になってしまいます。

8.png


参考図、白はこんな感でウィング攻めしたい。


で、右辺で黒にウィングを作らせたいわけですが、
手順として考えられるのは下記の2通りです。

① H5⇒H4⇒H3⇒H2⇒G8

② H3⇒H3⇒H5⇒H2⇒G8

どちらでも参考図のようにウィング攻めができるような気がしますが、
強い人なら②はH3のあとにH5もあるなぁと考えると思います。
H3⇒H5⇒H4⇒H2…でも同じようにウィングができるわけですが、
この場合はウィングができたときにF6やF4の石が白になるという違いがあり、
この違いがどう転ぶかはさておき、H3からの手順だと次がH4の場合とH5の場合を両方気にする必要が出てきます。

「この分岐はめんどくさいぞ、①なら相手に選択の余地を与えずウィング攻めができそうだ」
ということで①を選ぶ人がたぶんきっといると思うんですよね。


…なんですが、実は①の初手H5は緩手なのです。
その理由を考えてみましょう。

9.png

H5と打った盤面が上の図です。
ここまできたら気付く人も多いと思いますが、実はこの局面で
H4をスルーしてC8に打つのが好手になります。

10.png

これを打たれると、白としてはスルーすると手損なので
まぁ普通はD8にもぐると思います。
で、黒はC8でできたE6の種石を利用して、E3に気持ちよく着手。
以下、自然にH4⇒H3と進むと…

11.png

白番

なぜか白が若干苦しそうな局面になってしまうのです。


話を戻すと、最初の盤面で初手H5に対しては黒のC8からの好手順があるので、
H5は緩手、という結論になります。
もちろん、実戦でここまで考えてH3とH5の良し悪しを考えるのは難しいと思うので、
今回の記事で言いたいのは最初の図でH5を却下できるようになろう、ということではありません。

では何が言いたいのかというと、
上のC8⇒D8のように、「自分から辺に打って一個空を作ってその間にもぐらせる」
という交換が、場合によっては好手順になることがある
、ということです(※1)。

もちろん、それによって相手の石が内側にくる「爆弾」の一種ができることになり、
その爆弾が有効に機能しないことがこの手順が好手になる最低条件なので、
(ふつう、相手の石が内側にくる爆弾はあまり良くない形と言われます)
使いこなすにはかなりの棋力が要求される高等手筋ですね。
ですが、強い人は頭の片隅に置いておくと、オセロの中盤の発想が拡がって面白いかもしれません。


さて、最後にタイトルの話ですが、
今回紹介したような、「辺に自分から一個空けて打って、そこに相手にもぐらせて形を整える」
という手筋は、僕の印象だとZebraが苦手にする部類の手筋だと思います。
どちらかといえばZebraは、辺に自分から着手する手をあまり好まない傾向があるので、
(もちろん分かりやすい辺の好手は、ゼブラでもちゃんと評価してくれますが)
今回のような手は、消去法的には発見できても、積極的に良い手であると判断することは少ないようです。

これに対して、Ntest や edax のような中盤がより強いソフトは、
今回のような人間には一見強引に見えるような辺絡みの手順を、
けっこう好手として評価してくれます。(そして、実際に評価通りに終盤で勝ち確になったりする)
なので、今回のような手順もゼブラで研究してた時代はあまり見なかったような気がしますが、
edaxで研究してるとけっこう出てきます。
よって、われわれ人類ももう一段階レベルアップするためには、
こういう「新しい」手筋も取り入れていく必要があるのではないかと。

似たような手順が出てくる展開をいくつか知ってるので、
また機会があれば紹介したいと思います。
しかしおそらくその機会が訪れる可能性は少ないと言わざるをえないでしょう。

おわり。




※1「自分から辺に打って一個空を作ってその間にもぐらせる」という書き方は下手で、
  この定義だと普通によくある手筋も含んでしまいます。
  今回のような手順だけを指すように定義するにはどうすればいいのかよく分からないんですが、
  少なくとも下記の特徴を持つことが、今回の手筋の条件になります。

  ・もぐらせた後に切り返す手筋は普通によく出てきますが、今回のは単にもぐらせるだけ。
  ・もぐったときに、斜めがドバっと返ったりするからもぐらせるのが良い、という手筋もよくありますが、
   今回のは一見すると単に交換しただけのように見える。







はぁ…(鬱)

いま第三回京都順位戦の宣伝長文記事を書いてたんですが、
書き終えたと思った瞬間にウィンドウズの更新で勝手に再起動されて記事が消滅しました。

こんな可哀そうな僕のために、ぜひ第三回京都順位戦にご予約いただけませんか…?
特に級位者の部はまだ予約者がかなり少ないので、
迷ってる方がいらっしゃればぜひご参加いただければと思います。
人数が少ない分、豪華賞品ゲットのチャンスですよ!

一方、有段者の部はすでに多くの方からご予約をいただいておりますが、
もちろんまだまだ参加者募集中です。
はっきり言って有段者の部のメンバーはめちゃくちゃ豪華でして、
岡本一樹名人、福永準名人、清信北海道名人という現オセロ界の三大名人からご予約をいただいてるだけでも
凄いことなんですが、さらにすさまじいことに、
なんとあの、京都オセロ界が世界に誇る伝説系九段からもまさかのご予約をいただいております(嬉)
このメンバーと対局できるのは、たぶん京都順位戦だけ!

というわけで、級位者の方も有段者の方も、初心者の方も上級者の方も、
健康な人も不健康な人も、人生が順調な人もそうじゃない人も、
8月4日は京都の東山いきいき市民活動センターに集合しましょう!
首を長くしてお待ちしてますね!!





第2回京都順位戦のお知らせ

こんにちは。
みなさま今年もお世話になりました。

さて、来年の話なのですが、
以前より連盟の大会案内に掲載している通り、
1月13日に第二回京都順位戦を開催いたします。

今回は定員が36名なので、前回の参加人数も考慮するとたぶん定員オーバーはないと思います。
ただ運営の都合上、事前予約していただいた方がこちらとしては楽なので、
参加される方はできればご予約いただけると助かります。

なお、前回から会場費の都合で会場を変更しています。(⇒ 東山いきいき市民活動センター)
京都の京阪三条or地下鉄から徒歩5分~ぐらいのところなのですが、ご来場の際はご注意下さい。

それではたくさんのご参加をお待ち申し上げております。


※ちなみに私は今回も出場しません。
 その前後は忙しいので、たぶん試合中はずっとPCでカチャカチャと論文書いてると思います…

OWC予選のルールについて

みなさまブログではお久しぶりです。
11月11日に来年1月のオセロワールドカップ(OWC)に向けた予選がありますね。
私は本選が本業の方の予定と重なっていて出れないので、予選も出ません。

ところでその予選ですが、ルールがなかなか発表されませんね。
例えば「引き分け有・ブライトウェル方式6回戦」で、「最終結果の上位6名を代表に選出」
というルールだとすると、定石に詳しいプレイヤー二人が5連勝で6回戦に臨んだとして、
お互いの通過を確定させるために引き分け進行を打って引き分けたとしたら、
それって談合になるの? みたいな問題が出てきそうですよね。
(5連勝勝ち抜けルールとかを設定しとけばそれで解決でしょうか。でも1分け同士の場合は…?)

そういう問題を踏まえた上で、ルールの決定が長引いているのでしょうか。
なんにせよ、自分は出場しませんが(むしろ出場しないからこそ?)予選ルールには興味があるので
早く発表してほしいものですね!
プロフィール

すりっぱ

Author:すりっぱ
性別…♂
お住まい…京都
年齢…29
オセロ大会暦…11年
オセロの段位…六段

三大メジャー大会の最高成績
名人戦:3位
全日本選手権:4位
王座戦:準優勝
こう書くとあたかも強い人であるかのように
見える不思議
今年の目標はこの中のどれか一つを
更新することです。
…って書いとけばもうこのスペースを
毎年更新する必要もなさそうだ、と。

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