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突然ですが自戦解説①

で、現実逃避その2ということで、

いきなりですが自戦解説を書きたいと思います。




題材は、さっき電車の中で行ったコブラの10分持ちの有能コンピ戦で、

我ながらこれはなかなかうまく打てた、というか、

場面ごとに構想を持って打ち進められたと思ったので、

取り上げてみることにしました。




さて、有能コンピというのは、コブラユーザーならご存知かと思いますが、

コブラに常駐している、対人対戦用のコンピューターです。

スタイルは、序盤で-4~6ぐらいの変な手を打ってきて、

そこから逆転を目指して全力を (7手読みぐらいで、少なくとも終盤18手は完全読みだと思います)

出してくる感じです。

本人が逆転したと思ったら、今度は逆転されない程度にまた緩手を打ってくれたりもするのですが、

今回取り上げる試合では、32手目ぐらいまで僕 (黒でした) が無難に打ち進め、

若干のリードを保ったまま終盤にさしかかろうとしています。




で、まずその32手目、白の有能コンピがC1を打った場面が以下
(と、参考までにそれまでの棋譜)

F5D6C4G5C6D3E6B4F4F6E3C5G4D7B5C7C2E2C3F3A5A3B6E7G3A4A6A7H6B3G6C1
\ABCDEFGH
1++◇+++++
2++○+○+++
3○○○●●●●+
4○○○●●●●+
5○●○○○●●+
6○○○○○○●●
7○+○○○+++
8++++++++



この辺りまでは、正直あまり何も考えずに、単に優勢を形に残すように心がけて

打ち進めました。(10分持ちで、しかも終盤でミスが許されないコンピ戦なのでいたしかたないところ)

その結果、左辺と下側の形からして、ウィング攻めが成功しさえすれば

黒が勝勢になりそうな雰囲気にすることに成功しています。

ということで、この辺からが勝負だと思っていました。



この局面、まず第一感は、ナチュラルにF7に打つことでした。

で、その進行を大雑把に考えてみると、

黒F7→白D2→黒F1→白E1となって、次に黒はすぐにF2に着手できないので、

下側に着手しなければいけないことになり、残り時間的にやや面倒かなと思い

却下してしまいました。

が、実際にそうなった局面(参考図)を観てみると、黒はC8あたりに打っておけば

実戦よりも楽に黒が勝てそうだったので、ここら辺はあと一手深く

考えないといけない、と反省しました。


(参考図) ↓やはり黒F7→白D2→黒F1→白E1の進行なら黒が良い

\ABCDEFGH
1++○+◇●++
2++○○○+++
3○○○●○●●+
4○○●○○●●+
5○●○○○●●+
6○○○○○●●●
7○+○○○●++
8++++++++




が、上記の理由でこの進行を却下してしまった僕は、

次に黒D1と打つ手を考えました。(ゼブラ的にはD1とF7はどっちも黒優勢らしいです)

以下、黒D1→白D2→黒B1→白F1→黒B2→白F2→黒F7→白F8→黒G7

という流れが浮かびました。

これは、自分が深く読めるんだぜグヘヘ的なことを言いたいのではなく、

この流れになるのはちゃんと理由があって、だからこそ手順が浮かんだと思うので、

それについて説明します。



まず、黒D1→白D2→黒B1→白F1となった局面が下図


\ABCDEFGH
1+●●●+◇++
2++●○○+++
3○○○○●●●+
4○○○○●●●+
5○●○○○●●+
6○○○○○○●●
7○+○○○+++
8++++++++



ここまでは、必然的な流れだと思います。

で、ここで黒はウィング攻めをすべくB2かE1のどちらかに打とう、ってことに

なると思うのですが、E1の場合は、次に白A1となったときに、

Cラインが通ってるためすぐにA2に着手できません。

ということで、A2に着手するためには下側のどこかに打って種を作らないといけないのですが、

下側に黒が気持ちよく打てる場所がなく、(どこにうっても返したくない石が返ってしまう)

下側が黒くなった状態で黒がA2→A8とウィング攻めをしてもあまり美味しくない、ということで

E1は却下ということになります。

よって、この局面はB2に打つべき、ということになります。


\ABCDEFGH
1+●●●+○++
2+◆●○○+++
3○●○○●●●+
4○●○○●●●+
5○●○○○●●+
6○○○○○○●●
7○+○○○+++
8++++++++



ここで注意しないといけないことは、B2に打つことでB4の石が黒くなっていることです。

なぜそれに注意しなければならないのかというと、

黒B2→白F2となった局面で、黒がウィング攻めを続けるためE1に着手すると、

B4の黒の種石のせいでD2まで黒くなってしまい、E2もF2も黒くなってしまうので、

2列の中辺が一色になってしまいます。(参考図)

\ABCDEFGH
1+●●●◆○++
2+●●●●●++
3○●●○●○●+
4○●○○●○●+
5○●○○○○●+
6○○○○○○●●
7○+○○○+++
8++++++++


こうなって、白にA2と打たれてはジ・エンドなので、黒はB2に打ってB4を黒くした時点で、

あ、これはヤバイと気付くことになります。

では、こうならないためにどうするか、なのですが、

黒B2→白F1となった局面が下図


\ABCDEFGH
1+●●●+○++
2+●●○○◇++
3○●○○○○●+
4○●○○●○●+
5○●○○○○●+
6○○○○○○●●
7○+○○○+++
8++++++++



この局面だと、黒がE1に打ったときに、D2とE2の石が黒くなってしまうことは

もはや避けられそうにありません。

しかし、F2の石は、「もし仮にG3の石が白ければ」、黒がE1に打ったとしても

黒くなりません。

こうなると、白はA1と隅を取る手を打たなければ手詰まりになりそうで、もしそうなれば

黒はA2→A8と着手できて、勝勢、ということになりそうです。



そう考えると、次の三手が自然に浮かびます。

黒F7→白F8→黒G7ですね。


\ABCDEFGH
1+●●●+○++
2+●●○○○++
3○●●○○○●+
4○●●●●○●+
5○●○●●○●+
6○○○○●●●●
7○+○○○○◆+
8+++++○++



G7がホワイトライン通しになっているので、白は右側のどこかに着手せざるをえず、

その結果、G3を白くすることになりそうです。

で、黒はめでたくE1に着手することができ、

黒勝勢めでたしめでたし、と構想段階では考えていたのですが、

やはりそう甘くはありませんでした。


(以下、最初に更新したときから記述を訂正しました、手順前後で一つ重要な局面が
抜けていたので><)



ということで、長くなってしまいましたが、実戦でもこの手順を採用し、

黒D1→白D2→黒B1→白F1→黒B2まで構想通りに進みました。


F5D6C4G5C6D3E6B4F4F6E3C5G4D7B5C7C2E2C3F3A5A3B6E7G3A4A6A7H6B3G6C1D1D2B1F1B2
\ABCDEFGH
1+●●●+○++
2+◆●○○+++
3○●○○●●●+
4○●○○●●●+
5○●○○○●●+
6○○○○○○●●
7○+○○○+++
8++++++++




しかし、次に、コンピは前述した展開を嫌ったのか、H4と打ってきました。


F5D6C4G5C6D3E6B4F4F6E3C5G4D7B5C7C2E2C3F3A5A3B6E7G3A4A6A7H6B3G6C1D1D2B1F1B2H4
\ABCDEFGH
1+●●●+○++
2+●●○○+++
3○●○○●●●+
4○●○○○○○◇
5○●○○○●○+
6○○○○○○●●
7○+○○○+++
8++++++++



ここで、構想から外れて、黒H5→白H7→黒F7と打つ展開も考えたのですが、
(白は右上に打ちづらい展開になる)

しかしそれだと次に白E8と打たれた場合に黒は困る(参考図)と思いました。

(参考図) 黒H5→白H7→黒F7→白E8

\ABCDEFGH
1+●●●+○++
2+●●○○+++
3○●○○●●●+
4○●●○○●●○
5○●○●○●●○
6○○○○●●○○
7○+○○○○+○
8++++◇+++



よって、当初の構想とほぼ同じ形を目指すことにして、

黒F7→白F8(白はH5にすぐに打てないのがポイント)→黒G7という展開を採用しました。

ゼブラによれば、この判断は正しかったようです。

相変わらず、黒はE1に打つことを狙っています。


F5D6C4G5C6D3E6B4F4F6E3C5G4D7B5C7C2E2C3F3A5A3B6E7G3A4A6A7H6B3G6C1D1D2B1F1B2H4F7F8G7
\ABCDEFGH
1+●●●+○++
2+●●○○+++
3○●●○●●●+
4○●●●○○○○
5○●○●●○○+
6○○○○●●●●
7○+○○○○◆+
8+++++○++




この時点で残り2分半ぐらいです。

しかし、時間を使ってここまで持ってきた割には、これ、全然黒勝勢とは言いがたい

形なんですよね。

ということを、コンピは正確な打ちまわしによって僕に知らしめることになるのですが、

それについては次回に続くということで\(^0^)/






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非公開コメント

>そう考えると、次の三手が自然に浮かびます。
そういうのが まだ自然に浮かびませんllili○l ̄L

でも、他の人が頭の中でどのように考えて 打っているのか
というのが分かったように思います。
構想ってこうやって立てていくんですね。。。
まだまだ、私の場合浅すぎです><
(それだけの時間の中でここまで考えれないというのが事実かもしれません(p_q) エーン)

ここから白粘る手はH3かな。
H4はそれを睨んだ手なのかも。

なんか、今回のすりっぱHPは使いづらいな。。。。
方式でも、変えましたか?

最初D1D2B1に対してF1が絶対ってのがそもそもよー判断せんorz
左がウイングやからまずE1から考えてまうな
プロフィール

すりっぱ

Author:すりっぱ
性別…♂
お住まい…京都
年齢…29
オセロ大会暦…11年
オセロの段位…六段

三大メジャー大会の最高成績
名人戦:3位
全日本選手権:4位
王座戦:準優勝
こう書くとあたかも強い人であるかのように
見える不思議
今年の目標はこの中のどれか一つを
更新することです。
…って書いとけばもうこのスペースを
毎年更新する必要もなさそうだ、と。

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