ちょっと別件で凹み中ですが、
気をとりなおして(謎)、王座戦の話後編を書きたいと思います。
4回戦まで全勝だったので、王座戦の優勝を狙うことにしました。
・・・と思った矢先、五回戦で為則九段と当たってしまいました。笑
ということで、この日一番の緊張を抱えつつ、為則さんとの対局に臨みました。
中盤で優勢になることができたのですが、
前回は中盤で優勢から逆転されてしまっているので、
今回は最深の注意を払って打ち進め、そのまま勝ちきることができました。
5回戦で一山越えたせいか、6~7回戦はなぜか緊張しなかったです。
(それが良かったのか悪かったのかは別として。。)
さて、メジャー大会の準決勝(王座戦はトーナメントではないですが、あと2回勝てば優勝の人がその時点で四人いたので)からは、僕にとって未知の領域です。
前回全日本で4位だったときは、新オセロ方式のベスト8の時点で負けているからです。
ということで、6回戦はこれまでにない最高の集中力で望むことができました。
しかも、その直前に為則さん戦を経験したせいか、不思議に心も穏やかで、
このゲームはこれまででも最高のコンディションだったかもしれません。
・・・が、しかし、当たり前ですが相手が強いので、そんなコンディションでも当然
盤面は苦しくなりますΣ( ̄□ ̄;)
以下の局面で、決断を迫られました。
\ABCDEFGH
1+++●●●++
2+++●●○++
3●+●●○●○○
4+●●○●●●○
5++●●○●○○
6○○○○●●○○
7+++○○○++
8++++◇+++白は下辺から引っ張って黒をおいつめる構想です。
ここで僕は、二手前から考えていた手を打つか迷いました。
日頃の練習ではともかく、実戦で、しかもこの場面で打つには勇気がいる手だったので、
他に安全そうな展開を探すべきか、とも思ったのですが、
後で後悔したくないと思い、予定通りb7に打ちました。
\ABCDEFGH
1+++●●●++
2+++●●○++
3●+●●○●○○
4+●●○●●●○
5++●●○●○○
6○○●○●●○○
7+◆+○○○++
8++++○+++この手が良かったのか悪かったのかはいまいちよく分からないのですが、
(ゼブラいわくこの時点で互角ぐらいらしいのですが)
自分にとって分かりやすい形になったことは確かで、
この後間違えることなく勝ちきることができました。
6回戦は、自分にとって生涯屈指の好ゲームだったと思うのですが、
(それを王座戦の準決勝にもってこれたことは幸運以外の何ものでもないですが)
やっぱりこのままうまくいくほど世の中甘くありませんでした。笑
ということで、決勝へ・・・
ずっと目標だったメジャー大会の決勝戦です。
この舞台に上がると絶対に緊張するだろうなと思っていたのですが、
なぜかほとんど緊張しませんでした。
(・・・と、他の決勝経験者からもよく聞くのは気のせいでしょうか)
全日本や名人戦と異なり、別室での対局ではなかった、というのもあるかもしれませんね。
なので、自分にとってはむしろ京都OPの決勝に近いような感覚でした。
今年は、全日本も別室ではなかったですが、あれは別室ではなかったからこそむしろ良かった
気がしますね、結果的に。
今回はというと、観戦して頂いた方の判断に任せるしかないのですが、
うーん、もうちょっと自分がたくましく打てればより良いゲームになったかな、とか思ったり・・
(相手の滝沢八段がさすがの打ちまわしだっただけに。)
ということで、決勝の滝沢八段戦ですが、
序盤戦を制したのは、(勝負手を打つことに成功した)滝沢八段でした。
僕は、序盤・中盤・終盤のどこかで大胆な手を打って、
自分のペースに持ち込んで試合を展開するのが得意なのですが、
この試合では滝沢さんはその点で明らかに自分よりも上を行っていて、
最後まで僕にペースを渡すことはありませんでした。
ということで、中盤にかけて、防戦一方になります。
そこは何とか踏ん張ることができたのですが、
そこで激しく時間と精神力を消耗したせいで、終盤に訪れたワンチャンスを
チャンスとして感じることすらできず、最後は簡明に終局しました。
序盤から大胆な構想で打ち進めた滝沢さんと、終盤のワンチャンスをチャンスとして感じる
ことさえできなかった自分との実力差は明白で、完敗だったと思います。
(決勝については、オセロニュースに詳細が載るかもしれないので、詳しくはそっちをということで)
ってな感じで、王座戦は決勝に進出するも、優勝することができずに準優勝という結果でした。
決勝でポカすることなくきちんと負けたので、後悔することなく終えることができたと思います。
世界戦に関しては、自分にはまだその実力が無いと思っているので、
(あと、世界戦は自分にとってボーナスステージというか隠しダンジョンのような位置づけで、
目標はやっぱり日本のメジャー大会を優勝することだったので)
出場を逃したことは全く自然なことでした。
ただ、残念なことは、
近畿に七段を持って帰って、これまでお世話になったたくさんの人たちに報告することが
できなかったことですね、これにつきます。
いつもお世話になっている近畿の運営の方や、一緒に大会でオセロを打っていたプレイヤー、
ネットオセロの友達、はたまた自分のオセロを応援してくれていた(?)大学の非オセロな友達
など、感謝すべき人は山ほどいるのに、僕はそういうのを表すのが下手くそなので、
やっぱりちゃんと結果を持って帰らなあかんな、と思っているので。
もちろん、これで終わったわけではないので、
いつか京都例会に錦を飾るべく(謎)、頑張りますので、
(その割にすぐオセロ止めるとか言いますが、どうか温かい目で)
これからもよろしくお願いします。
・・・てな感じで、激しく自分視点な参戦記になってしまいましたが、こんなところで・・・
ブログやコブラの日記に、たくさんのお祝いコメントありがとうございます。
準優勝なので、非常に微妙な心境なのですが、こうやってお声をかけて頂くことは
嬉しい限りです。
>くじらさん
いやーあの試合は完全に拾ったゲームでしたからね、
決勝とかに行けるときはきっとそういうのが一個はあるんだろうなぁ・・
くじらさんの強さの秘密は、きっとみんなが知りたがっているところでしょう(・e.・)
>とむさん
ご無沙汰してます、お体の方は(?)大丈夫でしょうか。
僕も去年の全日本は1勝4敗1不戦勝でした。。
まだ対戦はないですね、当たらない人とはなかなか当たらなかったりしますよね。
なのに、一度当たりだしたら連続で当たるようになったり。
初対戦のときは、殺戮されないように頑張ります。
>かんぶりさん
ありがとうございます。
あのときの全日本以来のスパークでした。。
次元が違うとかとんでもないです。
次回対戦するときは、また一つ増えてしまった段位のプレッシャーによって
僕も空回りすることと思われますが、よろしくお願いします。
(ちなみに、昇段費を払うかはまだ未定だったり・・><)
>虹色さん
えええ で、では何で対戦することにしましょう?('-';)
>渋しょさん
ありがとうございます、
渋しょさんも、地区対抗戦のチーム&個人優勝の二冠おめでとうございます。
会話の殆どが個人賞を逃した僕の嘆きだった気がするので、
今度は対戦してオセロの話がしたいですね。笑
いやでも、見てて勝てる気がしないので対戦が怖いですが・・
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