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2010名人戦参戦記&観戦記


みなさんご周知の通り、オセロ界の春の一大イベントである名人戦が

無事終わりました。

もちろん僕も参加しました。

さて、最近僕はとても機嫌が良いので、長文で参戦記&観戦記を書こうと思います。

若干上から目線(?)な記述があるかもしれませんが、

あぁこの人酔っ払ってるんだなってことでお許し下さい。

また、長文だと「です・ます」調が読みにくいと思うので、

以下では普通に険しい口調で書きます。




 さて、今年も名人戦に出場することになった。

自分にとっては6回目の出場になるが、

一昨年、昨年はけっこう惜しいところまで行った感じだったので、

今年もひと暴れできれば良いな、と思って大会に臨んだ。


 名人戦はいつものように会場のホテルに宿泊。

東京で本業の用事が重なり、ホテルに着いたのは夜11時を過ぎていたが、

明日試合がない理事はきっと夜更かししても大丈夫だろうという読みで、

理事の部屋にオセロの教えを乞いに行った。

理事のアドバイスは今の自分にとって非常に有益なもので、

名人戦ですぐに実践することは難しくとも、

全日本あたりではきっと活きてくるであろうと思った。

遅くまでありがとうございました、理事。


 さて、その後自室に戻り、適度に眠った後、清清しく朝を迎えた。

去年の今頃は体調不良に悩まされていたことを思い出し、

健康であるという一見当たり前のことに感謝をする。

ただ、おそらくオセロの力は去年の今頃よりも落ちており、

なかなか心技体が揃うのは難しいことであるとも思った。

本当に強い人は、3つの内一つぐらい欠けていても、勝ってしまうものなのであろう。


 いつものように会場に向かい、普段会えないオセラーと談笑する。

メジャー大会では恒例の朝の儀式である。

その後、クジ引きをする。

メジャー大会では、参加者が多いこともあり、クジ運が非常に成績に影響を与える。

私は自慢ではないがクジ運は良い方であると思っているので、

今回もクジ引きには自信があったのだが、

今回は最悪の結果になってしまった。

というのも、一回戦の相手に山川六段を引いてしまったからである。


 私は今回の名人戦の優勝候補として、高梨七段、佐谷四段、栗田六段、山川六段の4人を

勝手にリストアップしていた。

それで、前3人の対策は一応事前に行っており、

対戦したときに白を持ったとき、黒を持ったときに何を打つかを決めていたが、

山川六段に対してだけはなぜか無策丸腰状態で、何を打つかも決めていなかった。

というのも、山川六段とはむしろ日ごろから一緒に他の選手対策を立てている間柄なので、

彼本人の対策を立てる気はいつもあまり起こらないのである。

というわけで、山川六段は最も当たりたくない相手、というよりも当たったらまずい相手だったが、

一回戦から当たってしまったので、内心は絶望的な気分であった。

山川六段とはほぼ同時期に五段→六段と昇段をしており、

棋力的にも抜きつ抜かれつな気はするが、最近の成績を鑑みるに、

現時点では実力は彼の方が一枚上手であることは認めざるをえないだろう。



 さて、ここで優勝者の参戦記ならば、「しかしそう思って開き直ったことが逆に良かったのか…」

みたいな展開が期待されるが、

残念なことにこれを書いているのは本当に一回戦で敗退した人間である。

絶望的な予感通りに、一回戦で山川六段に敗北、ここで私の2010名人戦は

(優勝を目指すという意味では)終わりを迎えた。


 せっかくなので、内容も少しだけ紹介しておこう。

手番は私が白、わけ勝ちは相手が持った。

結局対策をしていいない相手に打つ予定だった手をそのまま打ったら、

山川六段はうまく対処し、形勢はほぼ互角のまま終盤まで進んだ。

そして迎えた次の局面が、この対局のポイントとなった。


\ABCDEFGH
1++○●●●++
2+○○○●●++
3●●○●●●○●
4●●●○●○●○
5●●●●●●○●
6+●●●●○●+
7++●●●●++
8+○+●◆+○+



ここでは偶数理論に沿ってA2に打ちたいが、

A2と打つとF7の石が白くなってしまう。

もちろんこのことは前の段階から分かっていたが、別にそうなっても偶数で勝負形と思っていた。

が、実際にこの局面から展開を想像すると、

白A2→黒A1→白B1→黒H6→白A6→黒B7で白勝てないと思った。(実際には白分け負けの形勢)

そこで、この展開はとりあえず避けることに決めた。

あとで解析したところ、この局面の最善手は白G2である。

白G2→黒H1の後の白G1が好手で、

黒にH2を打たせた後に白A2と打つことで

上辺を確保しつつ偶数理論にはめることができた。(白+2の形勢)

白A2→・・・の展開よりも右上を先に処理する白G2~の方が良いことを判断するのは

実戦ではなかなか難しそうな気がした。

この展開が見つからず、この局面で敗着を打ち、以後逆転は起こらず4石負けで終局。


 さて、一回戦で山川六段に敗れたが、

一回戦で山川六段に負けても4回戦で山川六段に負けても結果は同じ(?)なので、

すぐに気を取り直し、名人戦という大会を楽しむことに気持ちを切り替えた。

もちろん、残り試合は全勝するつもりで臨んだ。

一戦を大ミスで落したものの、結果的には2敗で王座戦の出場権を獲得することができた。

今年は本業の方が許す限り、残り二つのメジャー大会にも必ず参加したいと思う。


 自分の試合に関しては以上なのであるが、

今回は早期にプレッシャーから開放されたので、名人戦をいつもより余裕を持って観戦することができた。

そこでここからは名人戦の観戦記ということになる。


 まず、決勝までの流れの中では、

いつも関西で打っている若手のプレイヤーたちが活躍しているのがとても嬉しかった。

ここ3~4年関西のプレイヤーは減る一方だった気がするが、

ここ1年ぐらいでまた熱心な若手プレイヤーが登場しはじめた。

我々関西勢の将来も中々明るそうである。

今回は決勝に関西勢が残ることはできなかったが、

次からは自分も含めた誰かが決勝まで行けるように、また関西で切磋琢磨できれば、と思う。

そんなわけで

今年は京都例会にもできるだけたくさん参加しようと思います。


 さて、関西勢やヤフー勢の試合結果に一喜一憂しているうちに、決勝が始まっていた。

別室からの映像で無差別決勝の開始から終局までと、

女子の部決勝の終局する瞬間を観戦することができた。

この二試合の映像は自分にとっては非常に良いものであった。


 まず、無差別の決勝についてであるが、

私は決勝の二人の棋力に関して客観的な評価を下せる立場にはない。

が、高梨七段のパフォーマンスには感心した。

というのも、彼が序盤~中盤を即打ちするたびに、(これは彼の研究範囲だったからであるが)

会場が大いに湧いていたからである。(すげー、や、つまんねー、あーあ、などの声も含めて 笑)

もちろん、研究範囲において即打ちすることは勝利への有効な戦略であり、

(自分の時間を節約できる、相手に考える時間を与えない、精神的な優位に立てる、等々)

これをパフォーマンスというと語弊があるかもしれない。

が、オセロ、というよりもボードゲームという地味な競技において

試合の中で観戦者に魅せる何かができることは並大抵のことではなく、

その意味でも高梨七(→八)段は素晴らしいプレイヤーに成長したと思った。



 敢えて賛否両論の内の「否」の方を挙げるとすれば、

高梨八段という天才プレイヤーの出現によって、

オセロというゲームの寿命が間違いなく数年は縮んだことであろう。

(もっともこれは誰がどうとかいう問題ではなく、手数が60手に限られるオセロの性質に起因するものである)

それを去年の決勝でも感じたが、今年の決勝を見ても改めて感じた。

ということで、今度はオセロの寿命を再び延命させてくれるようなプレイヤーの出現を私は期待している。

もしくは、そろそろ10×10に本格的に移行してみるとか…



 次に、女子の部の決勝について。

こちらは終局時の映像しか見ることができなかったが、

優勝者が嬉し泣きされていたのがとても印象的だった。

優勝者の方がこれまですごく努力をされていたのはネットのブログを見て

何となく知っていたので、その努力が実ったことに対する涙なんだろうなぁと思った。

私の現時点の実力でも、

100回ぐらい名人戦にチャレンジすればもしかしたら1回ぐらいは優勝できるかもしれない。

もしそれが今日であっても、たぶん私は泣くことはないんじゃないか、と想像したが、

すぐにそれが優勝できない原因でもあると思った。

つまり、優勝して涙が出てくるぐらい努力をしていないと、

やはり凡人である私には優勝する資格はないのだ。

ということで、まだまだ私は修行が足りないようである。


 話はそれましたが、試合後に優勝者を拍手して祝福していた準優勝者も素晴らしかった。

これも絶対に私にはできない芸当で、さすがいしがきさんである。

感極まって涙する優勝者と、

それをすぐに拍手で称える準優勝者という美しいシーンが見れて本当に良かった。


 さて、最後に表彰式について。

今回はとりわけ会長のトークが冴え渡っていた。

それは置いておくとして、おそらく重要であるのは

表彰式の雰囲気が数年前とはガラリと変わっていたことである。

大会後に山川君と話したことでもあるが、とにかくメンツが若いのである。

おそらくこれは、いま10代である世代の選手が非常にレベルが高いからであろう。

それに比べて、いま20代である世代は何となく層が薄い印象がある。

言うまでもなく、その責任の一端は自分にもあることは自覚しているので、

今後はなんとか20代の意地を見せていきたいものである。



 ・・・さっぱりオチないですが、そろそろ疲れてきたのでこの辺にしておこうと思います。
  
ここまで読んで下さった方、ありがとうございました。

総じて言えることは、少なくとも自分にとっては素晴らしい大会でした。

ではみなさん、また夏にお会いいたしましょう。





















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中京OP参戦記

主催者のリクエストにしたがって、中京OPの参戦記を記します。

書き方がよく分からないので、時系列でまとめてみました。



朝の7:30、奈良の自宅を出発

8:40、京都駅から名古屋に新快速で向かう(米原経由)

11:15分、金山駅着

京都~名古屋って意外に近いですね。
新幹線なしでも2時間半で行けちゃいました。
前日は寝てなかったので、電車の中でなけなしの睡眠をとる。とにかく眠い。

11:30分、世界チャンピオンに発見される。
後光が出てました。
主催者と一緒に三人でコンビニに買い足しに行く。

11:40分
りばーさんらしき人物を世界チャンピオンが発見する。
やはり独特のオーラを放っており、歩く姿からして面白い。
HPに書かれている駅からの道順を辿っていくと、駅に戻ってしまうと不満をこぼすりばーさん。
二回も駅から駅に戻ってしまったらしい。
りばーさんはこの日優勝することになるが、優勝した後も彼の頭はそのことでいっぱいであった。
ちなみに僕は駅を出た瞬間に会場が見えたので、迷うことなく着けました。

12:00 大会開始
参加者が思ったよりも少ない。
良い大会だと思うんですが。
次回は9月開催らしいので、みなさん是非!


さてここからは試合について

1回戦 謎の女の子 白 勝ち

話を聞くと、幼稚園の年長さんらしいです。
おそらく、今日この大会に参加した人ならば最も印象に残ったであろうプレイヤーですね。
オセロでは勝てましたが、あまり勝った気はしませんでした…


2回戦 りばーさん 黒 勝ち

強敵ですが、この時間帯が一番眠くて頭が働かず…
眠いなりに手拍子で着手をしていくと、
気付いたら終盤になっていて、気付いたら32-31で終局してました。
結果だけ見ると好ゲームですが、
お互いに楽勝できた筋を一回ずつ見落としており、
お互いにあまり本調子ではないのかな、という印象でした。


3回戦 羊さん(中京OPの主催者その1) 白 負け

これも強敵です。
久しぶりの対戦ですが、なんと羊以外の定石を打たれました。
もちろんその定石については僕の方が詳しく、すぐに有利になりましたが
自分にとって想定外の研究の外れ方をした後の中盤にめっぽう弱い僕は、
ここから悪手緩手を連発、終盤に入る頃には逆にお手上げ状態でした。
終盤の羊さんの打ちまわしはさすがに的確で、逆転のチャンスはありませんでした。


4回戦 O三段 白 勝ち

これまた強敵です。
対戦は前々回の王座戦以来でしょうか。
比較的珍しい定石を打たれましたが、この定石の対処は用意してました。
が、例のごとく中盤で不利に。
仕方なく色んなラインを通すそぶりを見せることにしました。
僕がこれをやると終盤で酷いことになるケースが多いのですが、
この試合は相手のミスにも助けられ、たまたまうまくいきました。
幸運な勝利


5回戦 苗字が同じ三段 白 勝ち

またまた強敵。第二回N森杯のスタートです。
前回の対戦からもう5年ぐらいが経ちましたでしょうか。
序盤は三回戦と同じ展開になり、嫌な予感がしましたが、
案の定同じように僕が間違えました。
以後は必敗形勢だと思って打ち進めてたのですが、そうでもなかったようです。。
ちなみに相手も苦しいと思っていたらしく、N森という姓を持つ者は総じてネガティブなのかもしれません。
そんな感じで終盤戦に突入しましたが、まず相手が緩手を打ち、
その直後に僕が自分に有利になる返し忘れをしてしまい、お互いに気付かずに終局、
結果的には勝ちを拾いました。


6回戦 世界チャンピオン 黒 負け

さらに強敵。
対戦は去年の全日本選手権以来です。
この大会は6回戦終了後の上位二名が決勝に進出する方式で、これまで4-1だった僕は
引き分けの場合に色々ややこしいことになりそうです。
よって、勝ちに行くことにしました。
が、しかし選んだ定石と展開がまずく、相手の方が詳しいというありさま…
不利になるのはいいとしても、粘れない展開にしてしまったあたり、自分の中盤の創造力の無さを痛感。
中盤~終盤にかけての打ち回しはさすがに的確で、この試合もノーチャンスでした。

この時点で石数の関係で決勝進出を逃し、優勝の芽が無くなりました。


7回戦 大先生(中京OP主催者その2 謎) 白 引き分け

最後も強敵です。
対戦は、3年前の全日本以来でしょうか?
まだ勝ったことがなかったので、一矢報いたいと思い臨みました。
が、またまた中盤で不利に…
必敗形勢かと思っていたのですが、そこまでではなかったようです。
自分的には絶望的だと思っていたので、なんとか逆転の筋を探しているつもりで打っていたら、
中盤で時間を浪費してしまい、終盤に時間を残せませんでした。
形勢判断がしっかりしていれば中盤で神経質にならずに、終盤で時間を残せたはずで、
こんなところにも形勢判断の正確さが関わってくるわけですね。
しかし、相手も中盤で時間を使い切ってしまい、互角の形勢で突入した終盤は完全に乱戦になりました(笑)
終局時に自分の残り時間が5秒をきっていたのは始めてかも…(針が落ちたことは一度あります)
そんな感じで慌ただしく終局した後に石を数えてみると、32個石が残っていました。
白なので本来ならば分け負け濃厚ですが、この大会は引き分けありということで、
ルールにも助けられて結果的には引き分けを拾った形となりました。


最終結果は4勝2敗1分で4位でした。

が、振り返ってみると1勝6敗でもおかしくなかったので、いつものことながら自分の強運を実感すると共に、
反省点ばかりが残った大会だったような気がします。

あと、ビックリなことに4勝2敗1分にもかかわらず全国レートが下がりませんでした。
いかにメンバーが濃かったかですね。
次回はもうちょっと裾野が広がって、みんなが楽しめる大会になると良いですな。


優勝は、決勝で全勝の世界チャンピオンを下したりばーさんでした。
おめでとう!
6回戦まで全勝だった世界チャンピオンは若干かわいそうだった気がしなくもない。


さて、時系列に戻ります。

18:30 会場を出る。
着た道をさして、会場HPの道案内が間違っていたことを説明しようとするりばーさん。

19:00 お店に入り、手羽先を食べる。
前半はずーっと携帯でオセロの反省をしていました、同席された方はごめんなさい。

20:30 メンバーはボーリングに行きそうな雰囲気でしたが、僕は電車の関係で帰宅することに。
それにしても、僕のボーリングってそんなに凄いんですか…?
自分では普通に投げてるつもりなんですが…

21:00 新快速に乗車。
夜は電車の接続が悪く、二回乗り換えないと京都に帰れません。
これほんとに奈良まで着けるのか…

24:15 奈良の自宅に帰宅完了。
夜9時に名古屋を出ても、新幹線を使わずに奈良に帰れるんですねー
分かっていたこととはいえ、驚きました!

25時~ 略


ということで、オセロの内容はとても酷かったですが、
イベント的には楽しい遠征でした!
次回はもうちょっと(棋力的に)薄いメンバーになると思うので、
みなさまも是非ご参加下さい!





プロフィール

すりっぱ

Author:すりっぱ
性別…♂
お住まい…京都
年齢…29
オセロ大会暦…11年
オセロの段位…六段

三大メジャー大会の最高成績
名人戦:3位
全日本選手権:4位
王座戦:準優勝
こう書くとあたかも強い人であるかのように
見える不思議
今年の目標はこの中のどれか一つを
更新することです。
…って書いとけばもうこのスペースを
毎年更新する必要もなさそうだ、と。

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